チャンピオンズリーグ本戦では、マルセイユ、レアル・マドリー、ミランと対戦。「相手が過小評価してくれることを祈っている」と語ったレアル・マドリーとの試合では、クリスティアーノ・ロナウドにフリーキックを決められている。
シーズン後の2010年ワールドカップに第3GKとして出場し、翌2011年にはスイス代表デビューも果たしたレオーニ。だが、その後のキャリアは非常に厳しいものだった。
夢の先にあったのは辛い現実
2012年にFCチューリッヒからの契約延長を拒んだレオーニは、かねてからの夢であった国外移籍を果たすこととなる。
移籍先はキプロスのオモニア・ニコシア。しかし、ここで十分な出場機会を得られず僅か半年後の2013年冬にアゼルバイジャンのネフチ・バクーへレンタル移籍をする。
アゼルバイジャンという国は非常に特殊で、多くの選手が“意外な苦戦”を強いられるのだが、レオーニもその例外ではなく出場チャンスは0。『NZZ』紙に対して「まるで軍隊のようだった」と当時を振り返っている。
2013年夏にポルトガルのマリティモ入り、Bチームで3試合、トップチームで5試合に出場し少し復調の兆しを見せた。