『Screamer』は「コーチは失ったが、ブータンは勝利への道を見つけ始めた」というMichael Peli氏のコラムを掲載した。

10月8日に行われたモルディブ戦の途中に日本人の築舘範男監督が突然チームから去ったブータン代表。

しかし指揮官を失ったチームは後半に3点を取り返して力を見せ、13日の香港戦でも0-1と健闘した。

試合前、カタールに15-0という歴史的な敗北を喫し、築舘範男監督に対する風当たりはこれまでになく強い状態だった。

ターニングポイントとなったモルディブ戦の前には記者と監督との間でこのようなやりとりがあったという。

記者

「明日のモルディブ戦で敗北した場合、あなたは辞任するのか?」

築舘範男
(ブータン前監督)

「連盟が解雇することを決定したのならば、私を解雇することが出来る」

記者

「戦術、戦略がないという批判については?」

築舘範男
(ブータン前監督)

「蹴ることが出来なければ、戦術や戦略を持つことは出来ない」

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