今春行われたロシアW杯・アジア1次予選でFIFAランク最下位(209位)ながらスリランカを撃破し、世界を驚かせたブータン代表。

その後最下位を脱出し現在は144位に順位を上げているが、さすがに日本などアジアの強豪も参加する2次予選では3試合を終えた段階で0勝3敗0得点28失点…力量差は火を見るより明らかである。

8日に行われたモルディブ戦も、“モルディブ史上最高の選手”アリ・アシュファクにハットトリックを許すなどあっさり4失点を喫し、大勢は決したかに思われた。

しかしブータンは試合終盤に驚異的な粘りを発揮。85分に2次予選初得点を記録すると、そこから立て続けにゴールを奪ったのである。惜しくもあと1歩及ばず3-4で敗れたが、“世界一美しい”とも形容されるホームの観客を大いに沸かせている。

特に2点目のゴールはお見事で、

7番チェンチョ・ジェルトシェンによる、メッシを彷彿とさせる加速力と切れ味からの得点であった。

“幸せの国”、そして超親日国として知られるブータン。4連敗でC組の最下位に沈み、このモルディブ戦の後には日本人の築舘範男監督が解任(※)されたことが報じられているが、残り試合で少しでも未来に繋がる爪痕を残してほしいものだ。

(※)解任ではなくモルディブ戦のハーフタイム中に自らチームを去ったとの情報も

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