3月20日、ブータン代表チームは公式Facebookで「グアム、ラオス、バングラデシュなどを指揮した築舘範男氏を新たな代表監督に迎えた」と発表した。

先日スリランカ代表チームを破って大きな話題となったブータン。

同代表は過去に清水エスパルスで指揮を執った行徳浩二氏を2008年に招聘すると、その後も松山博明氏、小原一典氏と続けて日本人が監督を務めていた。

今回の1次予選ではテクニカルディレクターを務めていたチョキー・ニマ氏が暫定的に監督を兼任していたものの、次の試合に向け再び日本人指揮官と契約することを選択した。

築舘範男氏は1960年生まれの54歳。トヨタ自動車に選手、コーチとして所属した後、Jリーグのスタートと同時に名古屋グランパスエイトと契約。トップチームのコーチやユース責任者、スカウトなどを務めた。2002年から2005年には清水エスパルスの下部組織も指導している。

2005年からはグアムの代表監督を務め、東アジアサッカー選手権2010予選大会では、モンゴル、マカオ、北マリアナ諸島を破って準決勝大会に進出する結果を残して話題となった。

とはいえ、歴史的な成功を収めたチョキー・ニマ氏を現場から外すという選択についてはやはり反対の意見も多いようで、記事にはこの協会の動きを批判するコメントも寄せられている。

※追記

アジアを放浪するプロフットボーラーで、今年からブータンのティンプーFCでプレーする伊藤壇氏によると、以下のような経緯であるとのことです。

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