今予選の戦いは?
シリアといえば、どうしても現在話にのぼってくるのは政治と戦争の問題である。一時期ユース代表がめざましい結果を残し、将来が嘱望されていたところでの障害だった。
シリア・プレミアリーグは今年8月にシーズンを終えて以来行われておらず、代表クラスの選手のほとんどがイラクやヨルダン、レバノンなど近隣の国に活躍の場を求めることになった。
セキュリティの問題で現在自国の会場は使用することが出来ず、今回の予選ではオマーンを代替地としてホームゲームを行っている状況にある。
チームを取り巻く状況は苦難に満ちあふれている。しかし、逆に今予選での結果は素晴らしいものになっている。
初戦となったアフガニスタン戦(中立地開催)では、大量6得点を奪って勝利を収めることに成功。
8月末のバーレーンとの親善試合がキャンセルになるというトラブルはあったものの、9月も好調は持続した。
シンガポールに1-0で辛うじて勝利を収めると、4日後のカンボジア戦でもアウェーで0-6と大勝。3試合で13得点0失点というとんでもない成績となっている。