1月31日、フランス2部・リーグドゥのル・アーヴルは「クリストフ・マイヨール氏によるクラブの買収は撤回された」と公式発表した。
昨年8月に開始されたル・アーヴルの買収プロジェクトは、延期に延期を重ねて最終的には白紙撤回されることになり、先日決定した元ブラジル代表FWアドリアーノの移籍も破棄される。
新オーナー候補として買収を行っていたのは、元ラグビー選手でもある実業家のクリストフ・マイヨール氏。当初は10月にも会長交代が行われるはずであったが、約束されたはずの資金が届かず、予算が遂行できない状況に。
当初2000万ユーロの投資があるはずであったが、投資家との交渉が遅れているとのことで用意できず。現在最低限予算に必要な800万ユーロも予定されていた1月16日までに支払われなかった。
ル・アーヴルの現会長であるジャン・ピエール・ルヴェル氏はこれを受けて予算の削減を決定し、必要に応じて選手を売却することを発表した。
マイヨール氏は昨日2000万ユーロを持っていることを証明する書類を提出したと発表していたが、それは認められず、買収プロジェクトは破棄されることになった。
もちろん、買収が行われることが前提となって行われた元ブラジル代表FWアドリアーノの獲得についても不可能となることが決定している。