12月26日、元ブラジル代表FWアドリアーノは自身のツイッターで「ル・アーヴルでの新しいファンにメリークリスマス!」と投稿し、フランス2部への移籍を宣言した。

アドリアーノ・レイチ・ヒベイロ、通称”アドリアーノ”は1982年生まれの32歳。かつてはチェーザレ・プランデッリ監督の下、パルマで中田英寿、アドリアン・ムトゥとともにトリデンテを形成したことで知られている元ブラジル代表ストライカー。

2004年にインテルに加入し活躍を見せるも、その後問題行動を頻発させたことによって退団。サンパウロ、フラメンゴでプレーした後のキャリアは下降線を辿ることになり、精神的な病にも悩まされるようになった。

2013年は所属クラブがない状態で過ごし、今年はアトレチコ・パラナエンセと契約したものの出場機会がないまま3か月で退団し、無所属の状況が続いていた。

フランス2部にあたるリーグ・ドゥに所属しているル・アーヴルは先日からアドリアーノの獲得にチャレンジしていると報じられていたが、クラブの経営上の問題があってそれが停止している。

元々クリストフ・マイヨールという実業家が新会長に就任する予定となっていたものの、アジア方面の投資家からの資金が思ったほどに集まっておらず、現在でも経営陣の交代は行われていない。

その為、クラブの現在の予算ではアドリアーノを獲得することは基本的に不可能であり、クラブ側の現在の経営陣はこれらの交渉の現実性については否定していた。

しかし、同日クラブ側からも公式にアナウンスが出され、正式にアドリアーノがフランス2部に加入することが決定した。

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