10月29日、『Africanfootball』は「FIFAはナイジェリアサッカー連盟の会長選挙違反問題に対して10月31日までの猶予期間を設定した」と報じた。
今夏多くのトラブルが発生し、混乱のるつぼと化しているナイジェリアサッカー連盟。相次ぐ選挙違反と連盟の不審な火災などで収集がつかない事態となっている。それらの点については過去の記事を参考にしていただきたい。
→（参考）FIFA、会長が逮捕されたナイジェリアサッカー連盟を資格停止処分に
→（参考）ナイジェリア連盟の火災は放火か漏電か？ U-17W杯の優勝カップは無事
→（参考）放火騒ぎに選挙違反、ナイジェリアがカオス…審判、クラブ、選手がリーグ開幕戦をボイコット
→（参考）ナイジェリアサッカー連盟の自称新会長、反腐敗機関の事情聴取を受ける
→（参考）ナイジェリア連盟会長選挙にまた違反が発覚……FIFAから再び資格停止処分を受ける可能性も
先日、1回めの会長選挙で当選し、その後それが違反とみなされていたクリス・ギワ氏の訴えによって、2回めの会長選挙でのアマジュ・ピニック氏の当選が取り消される判決が下された。このため、ナイジェリアサッカー連盟は最初の選挙から数ヶ月にわたってコントロールを失っている状況が続いている。
記事によれば、FIFAは10月31日という期限を設定し、それまでにアマジュ・ピニック氏の解任がナイジェリアサッカー連盟の支持のもとに行われているという証明がなされない場合、資格停止処分を課すことを通告したという。
もし資格停止処分を受けた場合、全てのカテゴリの代表チームと、連盟の支配下にある全てのクラブチームについて、国際的な活動が禁止されることになる。もちろんアフリカネイションズカップの予選も辞退することになり、ナイジェリアにとっては致命的なダメージとなる。
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