6月24日、『Africanfootball』は「カメルーンの伝説的ストライカーであるロジェ・ミラ氏は、サミュエル・エトーがワールドカップの辞退を申し入れていたことを明らかにした」と報じた。
チェルシーでの負傷を抱えながら大会に臨んだエトーは、開幕戦こそプレーしたものの、その後は出場することができず。カメルーン代表チームも3連敗で大会を去ることになった。
ロジェ・ミラ氏は、カメルーンのサッカー連盟が現在機能していないことや金銭の問題なども提示し、すべての障害を一掃しなければならないと話した。
なお、カメルーンサッカー連盟は政府の介入があったとして2013年にFIFAから資格停止処分を受けており、その後正常化委員会が組織されたことにより復帰を果たしている。
ロジェ・ミラ
「我々はブラジルの出場国で唯一、サッカー連盟がない存在だ。正常化委員会がまるでカメルーンサッカー連盟であるかのように振る舞っている。彼らは、彼らの仕事をする必要がある。それは競技をマネージメントすることではないんだ。
当局はフットボールによって生み出される金銭をすべて手にしたいと考えている。彼らにとっては、選手は何も持つべきではないということなんだ。
我々はどの選手にも責任を背負わせることはできない。サミュエル・エトーは、コーチに対して自分をワールドカップに選ばないように依頼していたんだ。しかしコーチは彼に大会に参加するよう要求した。エトーがプレーするのを見て、メディカルスタッフさえ驚いたんだ。
我々は、それらのことすべてを一掃する必要がある」