4位 アーセナル @Arsenal

前半はエジルを取っちゃって無双するも、最終的に定位置(4位)に落ち着く辺り最早狙ってるんじゃないかとすら思えるムッシュ・ヴェンゲルさんでした。どれだけやられてもキラキラ目を輝かせながら攻撃に出ていくそのテクニシャン集団は、結果的に守れないプレミアリーグに拍車をかける結果となった。シティに3-6、リヴァプールに1-5、チェルシー戦で0-6、と「おめーつえーな!オラわくわくすっぞ!」という孫悟空のように攻撃を挑み、見事に崩れ去ってしまった。なんか一時期絶好調だった守備も、アタッカーの宝庫プレミアでは流石に耐え切れず。いくら調子が良かったとはいえ、CB陣に過剰に頼り過ぎである。中盤の守備もフラミニ&ラムジーが揃っているときだけ機能し続けた。何よりフロントがやっちまった感があるのは冬の補強で、まだまだ首位が狙える位置で結局取ってきたのがシェルストレームさんだけ、しかも早速怪我で離脱とかいうお約束をかましたのはいただけない。とはいえ、ここ数シーズンでは最も攻撃において期待出来るようなサッカーを繰り広げた気がするので、後はもう少し真面目にフロントがムッシュに協力することが必要である。まだまだ実績のないサノゴとかジルーの控えで使ってお茶を濁している場合ではないので、活躍してるレンタル組(ベラ、ジョエル・キャンベル)辺りでも呼び戻しましょうね。誰が見ても解るように、層の薄さが問題でした。あ、後FAカップおめでとうございます。

アーロン・ラムジー

アーセナルファンから「何も特徴がない子」として不遇に扱われていたはずのウェールズ人が爆発。きっかけは凄くいいプレーをしていた「さいたまシティカップ」な気がしないでもない。ラムジーは埼玉が育てた。日本代表で例えると、香川と岡崎と山口蛍を足して2くらいで割った感じである。攻撃ではスペースに侵入しながら点をぶち込み、しっかりテクニックを生かしてボールを繋ぎ、守備では鬼のようにボールを追い回してタックルをかます。完全にチートである。暴走しがちな攻撃陣を守備とフリーランでコントロールする司令塔となったが、彼がいない時にチームはもうそれはそれは酷いことになった。

トマーシュ・ロシツキー

怪我が多く苦しんでいたリトル・モーツァルト、ついに熟成。指揮者のようにリズム感のあるパスを司る姿は、アンドレア・ピルロのような希少種であることを我々に思い出させた。メスト・エジルも勿論チームにとっては重要だったのだが、ボランチに入りながらのプレーなどでは今季は彼の方がチームに欠かせなかったような気もする。やっぱりAKBのセンターはあっちゃんだよね!

マチュー・フラミニ

アッレグリの下で学んだことも大きかったのか、より統率力に優れた状態で帰ってきたアーセナルの将軍。声を上げてアタッカー陣にぶちキレる姿は忘れられない。ムッシュには「第二の監督」と称され、彼がいない時のチームのクオリティは酷いことになった。

ジャック・ウィルシャー

「テクニシャン系の若手にタックルの練習をさせてぶっ壊す」とロベルト・マルティネスさんを激おこさせたプレミアリーグに成長を捻じ曲げられた感のある人。柔らかく、機動力を生かしてFWの周りを動き回りながら衛星的なプレーをしている頃は最高に良かったのだが、何故かだんだんレジスタ的なロールに周り始めるとおかしなことに。負けず嫌いの性格から、なんかされると単調な縦パスを狙いまくるようになる性格がバレてしまった上に、守備でも中盤で危険地帯に躊躇なく飛び込む駄目な方の勇敢さで頻繁に怪我をしてしまうという始末。スコールズさんの説教を聞いてきたらしいので、上手いこといなすようなプレイヤーになって欲しいところである。テクニシャンなのに守備でカッターモールかってくらい危ないとこに突っ込んでいくのはなんか違う。

オリビエ・ジルー

もうちょっと出来るんじゃない感を漂わせるアーセナルの主砲は、着々とチームでの存在感を出しつつある。それでも、プレミアがFWに人外を揃えすぎているので、アーセナルファンの期待は鰻上りというのが難しいところだ。そこそこ頑張っているのだがFWの補強の噂は尽きない。後、浮気してるボクサーパンツの写真をガッツリ新聞にすっぱ抜かれて謝るという恥ずかしい感じに。