ダルウィン・ヌニェス

加入年度:2022年

移籍金:6400万ポンド(およそ127.01億円)

ダルウィン・ヌニェスがまだリヴァプールに所属していることを考えれば、まだ彼が大ブレイクして悪評を払拭する可能性がないわけではない。

ただ、この夏にウーゴ・エキティケが獲得されたことは、ポジションが被る彼にとってはまるで最後通牒のようなものであり、良い兆候ではないはずだ。

まだ26歳と若いウルグアイ代表FWは、高い身体能力には定評があるものの、一貫性が欠如していることによって信頼できる存在になりきれてはいない。

ここまで143試合で40ゴールという記録は悪くはないものの、この投資額や給料の高さ、そしてライバルの多さということを考えれば、今夏か来年夏の段階で「放出やむなし」となってもおかしくはないだろう。

マリオ・バロテッリ

加入年度:2014年

移籍金:1600万ポンド(およそ31.75億円)

サッカーの監督を務める者のエゴとして、「自分ならあの選手をうまく使える」と信じてしまうことが少なくない。ブレンダン・ロジャーズがマリオ・バロテッリに対してそう考えたのも仕方がないことだが、結果的には大失敗であった。

ルイス・スアレスがバルセロナへと移籍してしまったことによりストライカーの補強が必要になったが、候補がなかなか捕まらず、最終的には「問題児」バロテッリでギャンブルをすることになった。

バロテッリはコーナーキックのディフェンスに入ることを拒否したり、レアル・マドリー戦でハーフタイムにユニフォーム交換をしたり、SNSで反ユダヤ主義や人種差別的表現をしたりと、リヴァプールでもまさにバロテッリであった。

一方でゴールは2月まで決めることができず、ピッチ内ではバロテッリらしくなかった。結局はわずか1年でミランへと期限付き移籍で復帰している。