フランツ・ベッケンバウアー
国籍:ドイツ
クラブ:バイエルン・ミュンヘン
永久欠番:5番
バイエルン・ミュンヘンと西ドイツ代表における「皇帝(デア・カイザー)」であるフランツ・ベッケンバウアー。彼自身はバイエルンでキャリアの全てを過ごしたわけではないが、選手として、監督として、そして会長としてクラブの歴史となった。
サッカー選手としてのあらゆる能力に長けていた彼は、掃除屋という意味を持つ「スイーパー」という最後方のポジションに攻撃的な役割を加え、「リベロ」という新たな用語を作り出した。
守備をするだけでなく、ときに最終ラインから前に上がってゲームを作り、エレガントなパスによって多くのチャンスを作り出した。そしてピッチ全体を動くプレーとリーダーシップで試合をコントロールした。
引退後は監督としても数々の栄光を手にし、ドイツサッカー協会の副会長も務めた。そして2024年に死去したあと、彼を象徴する「5」がバイエルンの永久欠番に指定された。
ハビエル・サネッティ
国籍:アルゼンチン
クラブ:インテル
永久欠番:4番
インテルには、スタジアムに名を残すジュゼッペ・メアッツァや、3番が永久欠番となっているジャチント・ファッケッティなど、数々のレジェンドが存在している。
ただ、生きている間に永久欠番となった選手は現副会長のハビエル・サネッティである。1995年にバンフィエルドからインテルに加入し、19年にわたってクラブに貢献し続けた功労者である。
サイドバック、センターバック、ミッドフィルダーなど様々なポジションをこなし、キャプテンとしてリーダーシップも発揮。溢れんばかりのインテル愛を見せ、ファンからも絶大な支持を受けた。
2014年に現役を引退した後、当時の会長エリック・トヒルから副会長に任命された。そして次年度にミラノで行われた万博博覧会でのチャリティマッチで、彼の背番号4が永久欠番になることが発表された。