2022年にFIFAワールドカップを優勝した際、トロフィーを股間に当てるパフォーマンスやフランス代表FWキリアン・エムバぺを侮辱する行動で物議を醸したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス。彼の所属するイングランド1部アストン・ヴィラは9日、フランスでPSGと対戦する。
ある意味「フランスで一番嫌われているサッカー選手」のフランス入りということもあり、メディアの注目度も高い。そんな中、“挑発王”マルティネスは期待通りのパフォーマンスを見せた。
『The SUN』や『The Guardian』など複数のメディアによると、マルティネスはパリ到着時に、自身がアルゼンチン代表としてこれまで獲得した4つのトロフィーと雄鶏が描かれたキャップを着用。雄鶏はフランスを象徴する動物であり、2022年のFIFAワールドカップ決勝でアルゼンチン代表がフランス代表を撃破したことを揶揄したデザインだと考えられる。
当然、この行為は大きく報道され、イギリス紙『The SUN』はこの行為を「いつもの「クソ野郎」ぶりを披露した」と表現。またイギリス紙『The Telegraph』は「フランス社会で一番の敵」という見出しと共に報じた。
なお、そんなマルティネスに対し、アストン・ヴィラの指揮官を務めるウナイ・エメリ監督は「5、6年前にアストン・ヴィラに加入して以来、彼は別人のエミリアーノ・マルティネスになった。彼はより成熟し、より良い選手、より良いGKになった。彼は世界最高のGKだ。彼との会話はいつも同じです。サッカーや個々の課題に集中すること。そして感情をコントロールするように努めることだ」とアストン・ヴィラ加入以降の精神面の成長を絶賛している。