いよいよ今週末の4月5日(土)に開幕する「高円宮杯U-18プレミアリーグ2025」。
今年も24チームがEASTとWESTに12チームずつ分かれ、全22節に渡るリーグ戦を実施。最後はEASTとWESTの優勝チーム同士でファイナルを行いU-18年代の王者を決する。
そんな高校年代最高峰のリーグ戦において、毎年優勝候補に挙げられるチームの一つがサンフレッチェ広島F.Cユース。
青森山田高校と並ぶ最多3度のファイナル制覇を誇り、昨季もWESTで大津高校、ヴィッセル神戸U-18に次ぐ3位に入っている。
駒野友一や槙野智章、大迫敬介ら数々の日本代表選手を輩出してきた名門ユースだが、そんな彼らの“ルーキーたち”に異変が…。
この春広島ユースへ加入した新高校1年生の13名と出身チームは以下の通り。
GK:
枝川航大(ソレッソ熊本)
DF:
富田雅翔(太陽スポーツクラブU-15)
西翔生(セレッソ大阪U-15)
MF:
岡颯介(FC岐阜U-15)
加藤凛太朗(高知ユナイテッドスポーツクラブジュニアユース)
正法地有(サンフレッチェ広島Jrユース)
杉谷優(サンフレッチェくにびきフットボールクラブ)
髙橋快(ブラウブリッツ秋田U-15)
田中優翔(サンフレッチェ広島Jrユース)
野口魁斗(ソレッソ熊本)
宮内太陽(ソレッソ熊本)
FW:
佐藤壯知(サンフレッチェ広島Jrユース)
髙橋成海(徳島ヴォルティスジュニアユース)
広島は、Jリーグ開幕直後の1994年に現在の安芸高田市吉田町にユース寮を整備。中学年代の有力選手を積極的に呼び込んできた。
今年度もそれは変わらないが、一般的なクラブであれば一番多いはずのJrユース出身が3人であるのに対し、外部チームであるソレッソ熊本の出身選手も3人!なんと同数となっているのだ。
ソレッソ熊本と言えば、全国屈指の街クラブとして知られ、こちらも何人ものプロ選手を輩出してきた。広島ユース出身でも先日ガンバ大阪へ期限付き移籍した満田誠はソレッソ熊本の出身である。
海外組を続々輩出!熊本の“育成最強”街クラブ、ソレッソ熊本出身「最高の5人」
チームとして近年さらに実績を伸ばしているとはいえ、広島ユースに3人を送り込むのは相当なこと。“ソレッソ熊本旋風”がしばらく続くのか注目したい。