サンフレッチェ広島は26日、雨野裕介強化本部長が本日、3月26日付けで辞任することになったと発表した。

雨野氏は1978年4月10日生まれの46歳。サンフレッチェ広島ユースから桐蔭横浜大学を経て、2002年に当時JFLのSC鳥取(現ガイナーレ鳥取)へ加入。2年間プレーしたのち引退を決断する。

2005年からサンフレッチェ広島のユースコーチを務めると、2011年にはガイナーレ鳥取へ戻りU-15監督に就任。アカデミーダイレクターやトップチームヘッドコーチなどを務めたのち、2019年に強化部強化担当として広島へ復帰した。

その後は、2021年2月からサンフレッチェ広島レジーナ強化部長、そして2024年2月からはサンフレッチェ広島の強化本部長(スポーツダイレクター)を務めていた。以下は辞任を表明した雨野氏のコメント。

「強化担当としてサンフレッチェ広島に戻ってきてから約6年、たくさんの方々に支えられて素晴らしい経験をすることができ、感謝の思いしかありません。ありがとうございました。

先日のACL2準々決勝敗退の件につきまして、強化部責任者として重く受けとめており、サンフレッチェ広島に関わる全ての皆様に深くお詫び申し上げます。

クラブが目標達成を目指す中、シーズン途中のタイミングで離れることを大変申し訳なく思っておりますが、引き続きサンフレッチェ広島へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします」

サンフレッチェ広島は先日のACL2準々決勝、シンガポールのライオン・シティ・セーラーズを相手にホームでの第1戦で6-1と大勝したものの、AFCコンペティションでの出場停止処分が残っていたヴァレール・ジェルマンを起用してしまい、没収試合で0-3と敗戦。

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アウェイでの第2戦を1-1で引き分けたことで無念の敗退が決まっており、Jリーグでは無敗と好調さを見せる中で、雨野氏は強化責任者として責任をとった形となる。

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