先バレ問題の解決

同トライアウトの参加者は当日発表され、各報道機関が参加者一覧を報道することが恒例になっている。中には契約満了リリースが発表される前にトライアウト参加報道でファンが契約満了の事実を知る「先バレ」がこれまで多々あった。

あるJリーグ関係者は「(2024年は)満了のリリースを出した選手がトライアウトに参加できるという条件だったと思うけど、今回も満了のリリースが出ていない選手がチラホラいるね」と話すように、リリースが出ていない選手が散見された。

2023年に横浜FCからリリースが出ていない状況でトライアウトを参加したDF西山大雅(現栃木シティFC)は、トライアウト後の取材で「チームとしてひどいですね。本当にひどいですよね」と不満を露わにした。

2023年のトライアウトに参加した西山大雅(現栃木シティFC)

「(怒っているサポーターは)たくさんブチ切れてください(笑)。僕は横浜FCを満了になった身なので、いくらでも横浜FCのフロント叩いちゃってください(笑)。なんとでも書いてもらって大丈夫です。もしJ2のチームに行けたら横浜FCを倒すために頑張ります」と語気が強かった。

2024年次参加者でリリースが出ていない選手を浅野凜太郎記者が取材。西山のように怒りを口にした選手はいなかったが、リリースについて触れると悲し気な表情を浮かべて話す選手もいた。

ファンからも「報道で知りたくなかった」、「なぜクラブはリリースを出さないのか。選手に失礼だろ」と憤りの反応もあり、JPFA、クラブ、選手にとってメリットがない。

ある元プロサッカー選手は「満了リリースを出すことはクラブにとって恥だと思っているチームがあると思う。それでリリースを出さないというならおかしな話。JPFAも参加条件にリリースを出ている選手を対象にしているだろうから、クラブが期限までにリリースを出すことが筋でしょう。結局満了になった選手はどうでもいいと言っているようなもんだよね」と現状の課題を口にした。

Jリーグクラブは契約を満了した選手に対するケアを強化する必要があり、トライアウトまでにリリースを出すように改善しなければならない。