中島洋太郎
生年月日:2006年4月22日(18歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
後藤啓介がジュビロ磐田ユースの新たな最高傑作候補なら、U-19日本代表のMF中島洋太郎はサンフレッチェ広島ユースの最高傑作になる可能性を大いに秘めた若者だろう。
父親は千葉や広島でプレーした中島浩司。優れたテクニックと感性を持ったリベロタイプの選手で、あのイビチャ・オシム監督から「サッカーを知っている選手」と高く評価された選手だった。
息子も傑出したテクニックとパスセンスが評価されており、特に先を読むプレー予測、わずかなスペースを見つけ出す視野は天才的だ。彼がボールを持つだけで何かを生み出してくれそうな期待感があり、時に元イタリア代表のアンドレア・ピルロを彷彿とさせる。
世代屈指の逸材ながらパリ五輪メンバー18名に含まれなかった海外日本人11名
J1での出場機会を増やしており、6月26日に行われたアルビレックス新潟戦では優れた個人技から初ゴール“未遂”も。試合後にはミヒャエル・スキッベ監督も「あれが入っていたならば、サンフレッチェ史上に残る素晴らしい物語が書けたのではないかと思う」と絶賛していた。