福田師王
生年月日:2004年4月8日(20歳)
所属クラブ:ボルシアMG(ドイツ)
招集回数:1/17
鹿児島の神村学園時代に「高校ナンバーワンFW」と言われ、卒業後Jリーグを経由せずにボルシアMGと契約した福田師王。当初はセカンドチームだったが今年1月にはトップ昇格し、ブンデスリーガでのデビューも飾っている。
ただ彼は2004年生まれの最年少世代(2005年以降はロス五輪世代)であり、招集は昨年11月に行われた強化試合での一回のみ。それまでU-20日本代表の活動でプレーしていた。
発表直前には現地で「メンバー入りの可能性あり」と伝えられていたが、選外はクラブ事情というより現時点での評価であろう。
福井太智
生年月日:2004年7月15日(19歳)
所属クラブ:アロウカ(ポルトガル)
10代でバイエルン・ミュンヘンと契約を結んだ福井太智の才能はこの世代でも屈指と考えられた。
ただ彼も福田師王と同じく2004年生まれの最年少世代であり、U-23代表への初招集はU-20ワールドカップが終わった昨秋のこと。今年1月から期限付き移籍したポルティモネンセでは出場機会にも恵まれスーパーな初得点も飾ったが、代表入りをアピールするほどの時間はなかった。
ポルティモネンセは2部に降格したため、今季は同じポルトガル1部リーグのアロウカに貸し出されることが決まっている。
熊田直紀
生年月日:2004年8月2日(19歳)
所属クラブ:ヘンク(ベルギー)
招集回数:1/17
熊田直紀は昨年3月に行われたU20アジアカップで5ゴールを記録し、得点王に輝いた左利きの大器だ。
ただ彼もまた2004年生まれの最年少世代であり、パリ世代のU-23代表への招集は昨年行われたアジア競技大会での一度のみ。その大会も怪我で辞退したため、このU-23代表では一度も出場できなかった。
今年1月にヘンクへと期限付き移籍したがセカンドチーム(2部)で9試合1得点に終わっている。
小田裕太郎
生年月日:2001年8月12日(22歳)
所属クラブ:ハーツ(スコットランド)
招集回数:6/17
昨季スコットランドで5得点を記録した小田裕太郎は、実績的でいえば海外組でも最上位だったはずだ。
このパリ世代のU-23代表にも当初から呼ばれていた。ただ昨年1月に海外移籍し、結果を残すにつれて代表への定期的な合流が困難に。結果、昨年11月の招集を最後に再び呼ばれることはなかった。
もちろん彼が得意とする左サイドは日本代表の最激戦区の一つであり、選ばれた斉藤光毅を脅かすまでには至らなかったという事情もあるだろう。
佐野航大
生年月日:2003年9月25日(20歳)
所属クラブ:NEC(オランダ)
昨季オランダで充実したシーズンを送った佐野航大。幅広い役割をこなせるマルチロールだけに選出の期待も高まったがバックアップメンバーに留まった。
昨年までは福田師王、福井太智らとU-20代表で活動し、その後NECで劇的に評価を高めると6月のアメリカ遠征でU-23代表に初招集された。しかし18名のメンバー入りにはあと一歩届かなかった。
それでも能力や実績面では全く遜色なく、五輪メンバーよりも先にA代表へ定着する可能性も十分にあるだろう。