アジアカップ敗退後にユルゲン・クリンスマン監督を解任した韓国代表。ファン・ソンホン暫定監督は、今月末に行われるワールドカップ予選に向けたメンバーを発表した。

セルティックFWオ・ヒョンギュらアジアカップメンバーが外れた一方、33歳のFWチュ・ミンギュが初招集されたことが話題になっている。

韓国1部の蔚山に所属する彼は4月13日の誕生日で34歳になるが、これまでは代表とは無縁だった。

『朝鮮日報』によれば、ファン・ソンホン暫定監督は「(彼以外に)この3年にKリーグで50点以上決めた選手はいない。これ以上の説明は不要」と説明していたそう。

チュ・ミンギュは2021年から22点、17点、17点とKリーグで得点を量産。ただ、小学5年生でサッカーを始めた彼はプロになった当初はFWですらなかったそう。大学時代は守備的MFだったものの、ドラフトではどこからも指名されず。練習生時代も負傷選手の穴埋めが主な役割だったというが、プロ入り後2チーム目のソウルイーランドFCでFWにコンバートされたとか。なお、身長は183cmとされている。

「コンバートされたポジションで『達人』となった10選手」

2部リーグで得点量産後、1部では苦しむも31歳だった2021年に突如1部でもゴールを連発。それでも代表には呼ばれず、昨年には「期待していなかったと言ったら嘘になる」とさすがに落胆していたそう。

ただ、今年2月のAFCチャンピオンズリーグでヴァンフォーレ甲府相手に2試合で3ゴールを奪うなどあらためて存在感を示すと、念願の初招集となった。

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