サッカーには様々なポジションがあり、ディフェンダーとストライカーでは仕事の内容が大きく異なるものだ。

今回はそのようなスポーツの中で「ポジションをコンバートしたことで大きな成功を収めたスター選手10名」をご紹介する。

リオネル・メッシ

元々のポジション:右ウイング

変更後のポジション:センターフォワード

バルセロナで2003年にデビューを果たしたリオネル・メッシ。圧倒的なドリブルと得点力で若くしてチームの中心となり、右ウイングのポジションから試合を完全に支配した。

しかしその決定的な仕事をする能力を生かすため、ジョゼップ・グアルディオラ監督によって中央のポジションでいわゆる「偽9番」の役割を任された。右も左もスペースを使えることもあり、メッシは最低限の運動量で最高のパフォーマンスを見せられるようになった。

ティエリ・アンリ

元々のポジション:左ウイング

変更後のポジション:センターフォワード

ティエリ・アンリがアーセナルと契約したとき、まだ彼はユヴェントスで左サイドを任されていた。ウイングだけではなくウイングバックのような役割も行い、圧倒的なスピードをタッチライン際から生かそうと戦っていたが、そのプレーは決して傑出したものでもなかった。

そしてアーセン・ヴェンゲル監督の下でストライカーにコンバートされ、一気に得点力が開花。世界屈指の点取り屋として大ブレイクした。ユヴェントス時代の指揮官カルロ・アンチェロッティも「私は間違いを犯した。パルマではバッジョを求めなかったし、アンリがウインガーでないことにも気づかなかった」と後に反省の声を上げている。