硬い人工芝

試合会場となる金日成(キム・イルソン)競技場は「人工芝」のスタジアムとして知られている。

元々は日本の統治下時代にあったスタジアムが朝鮮戦争によって破壊され、1953年に牡丹峰(モランボン)競技場として再建された。1982年に金日成主席が70歳の誕生日を迎えたことを記念し改修され、「金日成競技場」と改名された。

だが、人工芝に不慣れな日本選手たちがどう対応するかは、2011年のワールドカップ予選時にも不安視された。「人工芝」は天然芝と比べてボールが跳ねる、芝生が固いと言われているからだ。

FIFAによってドイツ製の人工芝が張られたのは2002年11月、開発途上国のサッカーの発展を支援する『ゴールプロジェクト』によるものだった。2011年の対戦時には選手からはそこまで不評ではなかったが、その後、2016年に張替がなされたという。そこから、8年の月日がたっておりピッチコンディションがどうなっているかは未知数だ。

また、実はトレーニング施設なども人工芝で、練習などから人工芝で行わなくてはならない点も捕捉したい。それ以外にも外出面、料理面など未知数は多い。

過去に平壌で対戦した代表チームの対策としては、平壌入りを直前にしてトレーニングをなるべく他の地で行う、あらかじめ国内の人工芝の会場で練習してから向かうなどが対策として挙げられている。

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果たして日本代表チームがどう過酷な平壌へ向けて対策をしていくのか、我々も見守っていきたい。

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