アジアカップで準々決勝敗退に終わった日本代表。
敗れた相手がランキング的にほぼ同等のイランだったとはいえ、昨年からの快進撃を考えると物足りない結果、そして内容だったと言わざるをえない。
そんな今大会において、評価を上げた5名の日本代表選手を紹介する。
冨安健洋
今大会の日本代表において紛れもなくベストプレーヤーだった冨安健洋。彼の鬼神のごときプレーが、結果で報われることを多くの人が願っていたに違いない。
2018年にA代表デビューを飾った当時から圧倒的な能力でピッチに君臨。常にチームの中心的存在だった25歳だが、カタールワールドカップ以降はさらに一皮むけたと言えるだろう。
吉田麻也という偉大なキャプテンがいなくなったこともあってかリーダーとしての振る舞いが目立ち、周りに与える影響力を自ら行使する場面が増えている。
吉田がつけていた22番を今大会から受け継いだこともその覚悟の表れ。もしかしたら、次のワールドカップまでの間にキャプテンマークも遠藤から冨安の手に渡るかもしれない。