11年ぶりの天皇杯制覇を目指した柏レイソルだが、川崎フロンターレにPK戦の末敗れ準優勝に終わった。

試合はスコアレスのまま推移し、結局33年ぶりとなる0-0からのPK戦で決着した。

しかしお互いにチャンスがなかったわけではない。特に試合を優位に進めた柏では、今季J1で14ゴールを決めた細谷真大に2度の決定機が訪れた。

69分の場面は最後のタッチが大きくなってしまい川崎GKチョン・ソンリョンがキャッチ。

延長前半9分には片山瑛一がヘディングで裏に送り込んだボールから決定機を迎えたものの、再びチョン・ソンリョンの壁に阻まれた。

ゴールでチームを助けることができなかった22歳は試合後に以下のように語った。

「やっぱり勝ちたかったですし、勝てるチャンスは全然ありました。決めていれば勝てた試合だったと思います」

「後半のやつは最後のところで大きくなってしまって。自分の技術ミスでああいうことが起きてしまったので、もっと取り組んでいくことは多いのかなと思います。延長のやつもうまく流し込めたはずなので、もっと冷静になるべきだったと思いました」

「(一つ目のチャンス)あそこでタッチが大きくなってしまうのは、本当に小さい頃から多かったので…。やっぱりそこはプロになって今も、しっかり課題として向き合っていかないといけないと思います。抜け出した後に少し冷静になるべきでした」

「(前線で)起点になろうと思っていましたし、数多くチャンスはありました。やっぱり点が入らないと何も意味がないので、FWとしての責任を今日は負わないといけないのかなと思います」

この日も常に相手の脅威になり続けた細谷。残念ながら結果は出なかったが、来年1月1日のタイ戦にも招集された日本代表としての力ははっきりと見せつけた。

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「FWとしての責任」を改めて認識した若きストライカーのさらなる進化に期待したい。

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