中山「これまでマジで読んでこなかった本を読んでみたり。めちゃくちゃ読んでた。マンガもだけど(笑)。小説よりも自己啓発本が多かったね。常に自分に取り入れられるものがないかと思いながら。
怪我を治すのは当たり前。意識はそれよりも『進化して帰る』。それが前提だったからこそ、今できることをいっぱいやる。
その結果は良くも悪くも復帰したときにわかるからね。そんな毎日だったからこそ、リハビリをしたくない日は一切なかった」
板倉「俺とは違うよね。リハビリって、特にアキレス腱断裂してたら最初は走れない、歩けない、自転車も乗れない。地道なことをやるしかない。
俺だったら言ってるよ、『今日はやめとく』って。そういう日も出るよ。それが一年間という長さだったら…すごいよね。継続できるって。それが中山雄太だ」
中山「このタイミングで言うのもイヤラシイですけど、一人で頑張っていたわけじゃなくて。応援してくれる人がいたし、滉も連絡してくれるし。
楽しくやれていたのもそうだけど、楽しく思えていたのはそれが要因だったと思うし。楽しかったと思えちゃうんですよね」
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なんと1年近くにおよぶリハビリを「楽しかった」「やりたくない日はなかった」と答えた中山雄太。その人間力たるや、である。