そして新体制となって数日で迎えた初の試合。相手はミネベアミツミFC。今季「ホンダロックSC」からクラブ名を変更し、新たなスタートを切った企業チームである。

成績はJFlで下位に沈んでいるものの、ストライカーの日野友貴はリーグ得点ランキング首位に立っており、このカテゴリーでは傑出した選手の一人。彼が生きれば、チームの実力はトップレベルに迫るものになる。

レイラック滋賀FCとミネベアミツミFCの試合は9月10日の13時、東近江市にある布引グリーンスタジアムでキックオフされた。

試合は前半を0-0で折り返したものの、後半には互いにゴールを奪い合う展開に。

49分に一瞬の飛び出しからミネベアミツミFCの日野友貴が先制点を決めると、それからまもなくレイラック滋賀FCが榎本大輝のドリブルでチャンスを作り、海口彦太が同点弾を奪う。

さらに61分には日野友貴が追加点を決めてミネベアミツミFCがリードを奪うも、その直後に榎本大輝のドリブルを止めた牧野翔太が退場に。これによってミネベアミツミFCが10人の状況となる。

攻め込むレイラック滋賀FCは78分にセットプレーの流れからDF宮城雅史がオーバーヘッドキックを放ち、それを途中出場の和田凌が押し込んでタイスコアに持ち込むも…。

試合はそのまま2-2で終了。新体制となったレイラック滋賀FCであるが、初戦を勝利で飾ることはできなかった。

ただ、イベントが行われた布引グリーンスタジアムには1000人以上のサポーターが詰めかけ、注目度の上昇を見て取ることもできた。