――長野選手は元スペイン代表のシャビ選手が昔から好きだったとのことですが、彼が監督として率いるバルセロナは見ていたりします?
今はリヴァプールとかのほうがよく見ます。
――いま気になる選手は?
真似したいとかでは全然ないんですけど、リヴァプールの試合を何回か見に行って、モハメド・サラーはちょっと何か違うなと思いました。
――具体的にどのあたりが?
自分で解決できちゃいますし、その日本人のトレーナーの方がよくサラーを見ているらしいんですけど、毎朝必ず「俺の体どう?」とか「この筋肉張ってる?」と、細かくチェックしてもらっているらしくて。
それによって筋トレも変えているといったことを聞いて、やっぱりそういう選手はサッカーに取り組む姿勢とかも凄いんだなと思い、さらに「あぁ…すごいな」となりました。
「とにかくチャレンジをして、思い切って悔いなく」
――いよいよワールドカップが迫ってきました。ワールドカップで今のなでしこジャパンを初めて見る方もいると思います。ご自身のどこに注目してほしいですか?
私はそんなに派手なプレーをするわけではないのでパッと分かりやすい部分というのはなかなかないんですけど、90分を通して良いポジションを取り続け、チャンスがあったらというか、私がチャンスを作り出せるようにしたいと思います。
――やっぱり“強いチーム”というのは、2011年のワールドカップで優勝したなでしこジャパンを見ても、ボランチにすごく良い選手がいます。長野選手自身は自分の役割をどのように考えてプレーされていますか?
守備の面では、運動量を持ってスライドしたり前に行ったり、後ろに下がったりといったことをすごく求められています。攻撃の面でもボランチ2人ですけど、どちらかはしっかりチャンスを作れるような高いポジションをとって、後ろはしっかりとリスク管理します。
本当にチームの中心のポジションなので、ゲームをコントロールできるように、自分がそういうプレーをできるように意識したいです。