木山監督との面白い縁

――現在のチームコンセプト(戦術面、戦略面で一番重要視しているポイント)を教えてください。

これは僕が監督になってからではなく、ピーターさん、その前の石丸清隆(現・愛媛FC)のときからそうだと思うんですけど、矢印を前にということですよね。

前に、前に、前に。それは僕もずっと言い続けています。ボールを奪ったら、まず前を見たいし、前を選びたい。前にボールを運ぼう、前に走ろう。守備のときも、まず前からボールを奪いに行こう。矢印は常に、前に、前に、前に、メンタリティーも含めて。

ここ数年で築き上げたモンテディオのフィロソフィーにつながるものだと思う。チームの戦術にも落とし込んでいるつもりですし、戦略という部分でも非常に大事なキーワードになってきていると思います。

――昔話で申し訳ないです。木山隆之監督(現・ファジアーノ岡山)が山形で指揮を執っていた際、仙台時代の渡邉監督とよくお話しされていたという話を思い出したのですが、山形でトップチームコーチに就任された際にやり取りはされましたか。

決まってから連絡したかな~。行くのを考えているときには連絡を取ってないですけど、決まってからは連絡したと思います。連絡しましたね(笑)。ショートメールで「山形に決まりました。何か変な感じですね」というような話(笑)。

その前に木山さんが仙台に決まったりと面白い縁だけどね。そのときも木山さんが仙台に決まったときも連絡もらったし、お互いそのときは「(渡邉監督から)頑張ってください。(木山監督から)頑張れよ~」と。

去年のホーム岡山戦、久しぶりにピッチで木山さんと会ったときに、「お前、山形のゲームシャツ似合わないな」と言われたのはすごく覚えています(笑)。