ペペ
選んだ代表:ポルトガル代表
レアル・マドリーで君臨していた万能型CBは、ポルトガルの堅守を2007年から支え続けてきた。地方クラブであるコリンチャンス・アラゴアーノの下部組織で育ったペペは、18歳になってからマリティモと契約。ここで飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍し、ポルト移籍後もリーグ2連覇などポルトガルリーグ最強のDFとして名誉を確立した。
レアル・マドリーではCLを3回制するなど、欧州屈指のCBとして破竹の活躍を披露。加速力があるスプリントに長け、ペペの前に数々のスピードスターが涙をのんだ。全盛期のメッシとの1対1の局面でも抑えきるシーンがあったほどスピードと守備技術に優れていた。
長くトップシーンを走り続けたペペは、身体の頑丈さにも定評がある。もしW杯2014年大会でブラジル代表にペペがいれば、準々決勝コロンビア戦で累積警告により出場停止となったチアゴ・シウバの不在の影響を最小限にできただろう。そうなればマンシャフトとの準決勝でミネイロンの惨劇は食い止められたかもしれない。