――そういうやり取りが残っていて、プロ2年目の2021年3月、ホームのヴィッセル神戸対川崎フロンターレ戦でお互いスタメンで出て、右サイドバックとして三笘選手と直接マッチアップしました。あの試合で対戦した時の気持ちはいかがでした?

僕自身大学までセンターバックをやっていて、プロ1年目はなかなか出られず。最後のほうに右サイドバックをやらしてもらいました。

まさかそこでまた2年目も右サイドバックをやって、薫とマッチアップするなんてまったく思っていなかったので、もうすごく何か、楽しみで仕方なかったです。

普段はJリーグの試合でも結構緊張したりするんですけど、その時はずっと何かワクワクしていました。プロの世界で1対1でできるというのは。

――あの試合のことは覚えていて、抑えたというか菊池流帆選手が後ろをカバーして二人でうまく対応していたように思いました。三笘選手と試合後に何か話されたんですか?

終わってからユニフォーム交換をして写真を撮ってみたいな感じでずっと話していました。

やっぱりサイドバックという後ろのスペースが大きいところでやる1対1は、大学の時にやっていた1対1とはまた全然違いました。より三笘選手の良さが生きるというか。

のちのち色々な人に「結構止めてたな」みたいに言われるんですけど、まったくそんなことはなくて。ほぼほぼ抜かれて、それを後ろ、抜いたところを流帆君がカバーしてくれているみたいな感じでした。

なので個人的に「リベンジしたい」という気持ちはすごくあります。