――筑波大学へ進学し、蹴球部に入ってみての印象はいかがでした?

僕は大学1年からすぐスタメンで出られるかなと思っていて、自信もあったんですけど、周りの選手のレベルがものすごく高かったです。今でもJリーグで活躍されている先輩方がたくさんいますし、練習から本当にレベルが高くて。

大学1、2年生の頃、特に1年の時はそんなに試合に出ていないんですけど、試合に出ていない中でも毎日の練習ですごく成長できたなというのは感じています。

――筑波大学蹴球部だとやはり小井土正亮監督の存在が一つ大きいのかなと思います。小井土監督からは在学中にどんな言葉を掛けられました?

言葉と言ったら難しいですけど。僕の中で一番小井土さんの言葉で響いているのは「現状維持は衰退」です。

自分が現状維持している間に周りは成長しているから、相対的に見てそれは自分が衰退しているといった意味で。「自分の現状に満足せず、常に成長を求めて行動していけ」みたいなことは今でもすごく心に残っています。

――大学在学中から「神戸に戻る」というのが第一の選択肢として常にあった感じですか?

そうですね。中学高校と6年間お世話になって。昇格の話ももらった中で大学へ進学させてもらったので。

育ててもらった義理もありますし、僕自身ヴィッセル神戸というクラブがすごく好きなのでそこは一番の目標にしていました。

――在学中にクラブの方とのコミュニケーションも取っていました?

強化のスカウトの方がほとんど毎試合関東の試合を見に来てくれていたのでそこで話もさせてもらったりしていました。

大学2年の時にはもう(ヴィッセル神戸の)キャンプにも練習参加させてもらったりしていたので。コミュニケーションは多かったほうだと思います。