半年間プレーしたアメリカで感じたこと

――長野選手は筑波大学へ進学した1年後に韓国へ挑戦されたりと、結構珍しいキャリアを送っていると感じます。物事を決める時の基準は自身の中でどのように置いていますか?

本当に直感なんです(笑)。自分がちょっとでも「違うな」と思ったことはやっぱり続かない、というか。

大学の時も韓国へ行った時も、自分がこうしたいと強く思ったらすぐ行動に移してしまうタイプなので、本当に直感というか、色々考えた上での直感なんですけどそれに従っています。

――昨年7月から半年間、アメリカのNWSLでプレーされました。アメリカのリーグでプレーしてみてどんなことを感じました?

やっぱり一番は、すごく楽しかったです。楽しかったですし、リーグ自体もすごく日本と違って盛り上がっていました。

サッカーでいえば、本当にゴールへ直線的に、スピーディーに行くので、そういった今までの自分のスタイルとはまったく違うところでプレーするのもとても楽しかったです。

みんなとにかく上手いので、短い期間でしたけど本当に楽しかったです。

――サッカーの環境面でも違いは感じました?

まったく違いますね。私の所属したノースカロライナ・カレッジは、天然芝が7面、人工芝も1面ありました。とんでもなく大きい、何でも揃っている施設でした。

なかなか真似できないだろうなというくらい、環境もすごく良かったです。

――選手たちの特徴、考え方の違いとかはどうでしたか?

とにかくポジティブですし、明るいし、みんなに優しい。

でも、ふざけることも大好きだけど、ピッチに入ったら自分の意見や主張はすごくしっかりしているので、オンオフの切り替えがすごく上手ですし、シンプルに「かっこいいな」と思いました。