エセキエル・アビラ
オサスナに所属する29歳のアルゼンチン人FW。
ロサリオ北東部で9人兄弟のひとりとして生まれ、ギャングが跋扈する「ボールよりも銃を手にする方が簡単」な地域で育った。
父親は中毒の問題を抱えており、ギャングから金を貰う闇サッカーで日銭を稼いでいたことも…。10歳で初めてタトゥーを彫ると、15歳で結婚。
その後に生まれた娘の看病のために2年ほどサッカーから遠ざかっていた時期がある。
「18歳から20歳まではサッカーをしなかった。金がないままに父親になったが娘が病気になった。娘をサポートできない時期が来て、社会保障のない病院に入院していたが、金を払わなければならなかった。彼女は死ぬ寸前だった」。
自分がサッカーから離れている時にプロとしてプレーする元同僚たちを見て泣くこともあったというが、サッカーに戻るために必死になって取り組んだそう。