ウェズレイ・モライス
レバンテに所属する26歳の元ブラジル代表FW。
2019年にアストン・ヴィラがクラブ史上最高額となる2200万ポンド(35億円)で獲得したことで有名になった巨漢ストライカーだ。
彼も壮絶な生い立ちをしている。わずか9歳で父親を亡くした後、ネジを選別する工場で働き、ヨーロッパを渡り歩く入団テストを経て、プロになった。
また、14歳で初めての子供を授かると、その2年後には第二子が誕生している。
「子供がモチベーションだよ。家族、子供、母親のことを考えなければいけない。
14歳の時に最初の子供が生まれた。プロとしてサッカーをやろうと思い始めた時期だったので難しかった。
昼間は働き、夜からトレーニングをしなければいけなかった。
毎日、練習が終わると母に電話する。父が9歳の時に亡くなったので、母が自分にとって全て。
父が亡くなった時、母はひとりで自分と兄弟を抱えることになり大変だった。
母はそれを乗り越えたし、いまは自分が母のために何でもする。
(自分の人生に最も影響を与えたのは)最初の子供。お金を稼ぐ必要があった。
14歳では難しかったし、サッカー選手になるためにどんなことでもしなければいけなかった」
ただ、ヴィラでは怪我による長期離脱もあり、期待に応えられず。
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ローン暮らしを余儀なくされることになり、現在はスペインに貸し出されている。