歴代W杯優勝監督に続き、ベスト8進出国全てが自国人監督
カタール大会はW杯史上22回目の大会で、これまで8カ国が世界王者に輝いてきた。その優勝チームを指揮した監督はすべて自国出身であるのは有名な話だが、今大会ではベスト8に進出した8カ国すべてが自国人監督だった。
コロナ禍にあって制限があった中、通訳が必要な外国人監督はチーム作りをするうえで今まで以上に時間がかかり過ぎる。また、監督専任のコーチや家族の世話役など、コストとマンパワーが2倍増しに必要だ。今後も少ないながらもコロナの制限はある以上、日本もこの流れに沿うべきだと考える。
もし、外国人監督を採用するのであれば、すでに日本人を理解し、日本サッカーを今もアップデートさせている札幌のペトロヴィッチ監督か、広島のミヒャエル・スキッベ監督の2人を挙げたい。
サッカー界の監督やチームのサイクルは3、4年と言われているが、それはクラブサッカーシーンの話だ。前回王者で今大会も準優勝に導いたフランス代表のティディエ・デシャン監督は2012年から母国の指揮を執っている。
2017年からクロアチアを率いるズラトコ・ダリッチ監督も森保監督のように国内メディアから無能呼ばわりされながらも、前回は準優勝、今大会でも3位に導いている。
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日本代表にも長期政権を築く監督がそろそろ必要なのではないか?目標のベスト8進出は叶わずとも、ベスト8への再挑戦の権利は、森保監督が獲得したと見るべきだ。
「サッカーは文化を映す鏡」だ。日本を、日本人を理解している指揮官が相応しい。