日本代表がまたしてもラウンド16の壁を越えることができなかったカタールワールドカップ。

しかし、ドイツ、スペインという優勝経験のある欧州の強豪に勝利しグループ1位で突破できたことは、紛れもなく「新しい景色」だった。

そんな今大会において、評価を上げた日本代表選手を6名ピックアップした。

三笘薫

日本サッカーに新たなスターが誕生した瞬間だった。

初のワールドカップで全4試合に出場。いずれもピッチに立ったのは後半からだったが、大会屈指の“ジョーカー”として日本の攻撃を引っ張るさまは圧巻だった。

代名詞のドリブル突破はもちろん、スペイン戦ではゴール前を抜けていったボールを最後まで諦めず、ライン際1ミリで折り返すスーパーアシストを記録。

得点をした田中碧とは幼馴染の仲。「鷺沼兄弟」と呼ばれる彼らが試合後、無邪気に喜び合う姿に日本代表の未来を見た人も多いに違いない。