鎌田 大地
経歴:東山高校 → サガン鳥栖 → シント=トロイデン → フランクフルト(現在)
ここまで紹介した選手とは違い、鎌田はサガン鳥栖のユース出身者ではない。しかしクラブが育てた最高傑作には違いないだろう。
中学時代はガンバ大阪ジュニアユースに所属し同期の井手口陽介らとしのぎを削ったが怪我もありユース昇格を果たせず。高校卒業までにJクラブからの正式オファーは鳥栖だけだったという。
しかしその鳥栖ではルーキーイヤーから頭角を現す。自身初めて年代別の日本代表に招集されるなど2シーズン半で急成長し、わずか2年後の夏にはフランクフルトと契約を結び欧州へと渡った。
フランクフルトでの初年度はわずかに3試合出場と苦しんだが、翌シーズン、ローン先のシント=トロイデンで希望しないFWでの起用ながら12ゴールを記録し、ドイツへの復帰を勝ち取る。
復帰後は本来の攻撃的MFのポジションにて高い技術を発揮しており、先日のEL・バルセロナ戦では敵将チャビから「警戒する選手」の一人に挙げられながらも撃破に大きく貢献した。
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日本代表には現在トップ下のポジションがなく鎌田の序列も下がっているが、ここまで活躍すれば無視するのは難しくなるだろう。