Jリーグは現在、新型コロナウイルスの流行に伴い試合後の記者会見をオンラインで行っている。

直接顔を合わせることができない難しさがある反面、落ち着いて詳細な話ができる場合もあるだろうか。その中で、普段ピッチの上とは違う表情を見せてくれることもある。

そこでここでは、開幕戦の後に行われた会見の中から印象的だった選手たちをお伝えしよう。

松木 玖生

所属クラブ:FC東京

2022シーズンのJ開幕節で大きな話題を提供してくれたのは何といってもこの選手だろう。

昨秋海外移籍も取り沙汰されるなかFC東京入りが内定し、今冬には常勝・青森山田の主将として全国高校サッカー選手権を制覇した松木。開幕の川崎フロンターレ戦でいきなり先発に抜擢されると、絶対王者相手に一歩も引けをとらないプレーを見せた。

試合後の会見でも年上の記者たちを前に堂々と振る舞い、「緊張はなかった」「フィジカルと球際は全然負けてない」「いつも通りにやっただけ」と大物感たっぷりの回答。一方で「ボールを失った部分が一番多かった」と反省も忘れなかった。

良い意味での“ふてぶてしさ”があり、若い頃の本田圭佑の彷彿とさせるものがある。間違いなくこれからピッチ内外で目を離せない存在になるだろう。