11日に行われたアジア最終予選のベトナム戦、アウェイながら順当に勝利を収めた日本代表。
中盤は前のオーストラリア戦同様、遠藤航、守田英正、田中碧の3人が務めた。
その中で、守田は左サイドを中心にボールを引き出しつつ機を見てゴールを狙う役割を担ったが、チームは結局1ゴールにとどまった。
88分までプレーした守田は試合後、中盤の3枚について、流動性で相手をつり出すことができたことなどポジティブな面を語った一方、以下のように今後の課題を語っている。
守田英正
「真ん中の3枚はお互いにプレースタイルが少し似ていて、補完しながらポジションを取ることができる、カバーし合える点は攻守ともに良い働きができていると思います。
ただ、逆にここぞという時はターンして推進力を持ってファウルをもらいにいくプレーだったり、相手の前に入るプレーだったりが必要になってきます。
今はボールを奪われないような持ち方やパスの入れ方を、3人ともがやってしまっている。そこが少しアンバランスかなと。力づくでこじ開けにいくようなプレーも必要だと思います」
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豪州戦では守備時4-4-2になる相手との嚙み合わせが良く、4-3-3初戦とは思えない連動性でチームの勝利に大きく貢献した3人。ただ今回、5-3-2を敷いたベトナムとの試合では事前練習がほとんどできなかったこともあってかバランスを欠く場面も目立った。
守田はベトナム戦で最終予選2枚目のイエローカードを受けたため、次戦のオマーン戦は出場停止となる。ベトナム戦では交代で柴崎岳と原口元気が中盤に入ったが、南野拓実、さらには初代表の旗手怜央も4-3-3のインサイドハーフとしてクラブでプレーしている。
オマーン戦まではチームでの練習もしっかりできるだけに、予選初戦でまさかの敗戦を喫した相手に対し、どのような中盤の組み合わせでリベンジを目指すのか。森保一監督の判断が注目される。