松尾 佑介(横浜FC)
横浜FCといえば中村俊輔、カズ、松井大輔とベテランのビッグネームが在籍していることで知られている。だが、J1昇格を担ったのはベテランばかりではない、若きアタッカーたちの躍動こそ見てもらいたい。
2018年も右サイドバックの北爪健吾のスピードは大きな武器となったが、今季はそこに中山克広、松尾佑介、アンダーの代表でも格の違いを見せつけている斉藤光毅が加わった。その誰もが日本代表を狙えるほどの逸材だ。
中でも松尾は仙台大学から特別指定され6月のファジアーノ岡山戦でデビュー。大学生を兼任しながら後半戦には左サイドハーフとしてチームのレギュラーを掴んだ。
170cmと小柄ながら俊敏で細かなドリブルを得意としゴリゴリと仕掛けていく。俊敏なだけでなく縦への速さも相当なもので中山、北爪らはサイドの槍としてJ2ではわかっていても対処できないレベルに相手DFを切り裂いた。