ジネディーヌ・ジダン(フランス)

長いサッカーの歴史において、「最も成功したファンタジスタ」と呼べるのはこの男だろうか。

フランス代表の10番としてあのプラティニでも成し得なかったW杯のトロフィーを掲げ、“国民統合の象徴”ともなった天才司令塔は、レアル・マドリー時代にはCL決勝での伝説ボレー、現役最後の試合では頭突き退場など今なお語り継がれる数多の逸話を残した。

指揮官に転身してからも、レアルで史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を達成。現在はやや苦しんでいるが彼が成し得たそのその栄光が色褪せることはないだろう。