国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、ACミランとマンチェスター・シティに関する公聴会は8月14日以降に行うことを発表した。
現在CASでの裁判を抱えているミランとマンチェスター・シティ。
ミランはファイナンシャル・フェアプレー制度の基準に経営の結果が合致しておらず、UEFAから処罰を受ける可能性がある。クラブ側がCASに訴え、現在は裁定が保留されている。
マンチェスター・シティはスポンサーを介してオーナーからの資金を迂回投資したという疑惑が『Football Leaks』によって報じられ、証拠となるメールが暴露されていた。
UEFAがそれを受けて調査をスタートしているが、シティ側がCASに「調査自体が不当である」として訴えを起こしていた。
CASはこの2クラブの訴訟について8月14日までに公聴会を行う可能性はないと発表し、審議されるにしてもその後になることが判明した。
この場合2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ、およびヨーロッパリーグの組み合わせ抽選会を過ぎてしまうため、両クラブが欧州のコンペティションから追放される可能性はなくなったといえる。
ただ、『The SUN』は「まだ両クラブへの出場禁止処分が言い渡される可能性はある」と伝えており、主張は別れているのだが…。
とはいえ、どちらにしろもちろんその次のシーズンには影響してくる。裁判がどのような動きを見せるかは注目されそうだ。