ロベルト・プロシネツキ(ユーゴスラヴィア/1987年大会)

1987年大会で18歳ながらMVPを獲得したのが、後のクロアチア代表MFロベルト・プロシネツキだった。

ズヴォニミール・ボバンやダヴォール・シュケル、プレトラグ・ミヤトヴィッチら名選手が揃ったユーゴスラヴィアは快進撃を見せ、ファイナルまでの5試合を全て複数得点で連勝。決勝戦では西ドイツをPK戦の末に破り、大会を制覇した。

この年の夏まではディナモ・ザグレブでほとんど出場できない状態の若手選手に過ぎなかったが、大会前にツルヴェナ・ズヴェズダへ移籍。ドラガン・ストイコヴィッチらと共に強力な攻撃陣を形成し、数ヶ月で一気に名を上げた。

1991年にはレアル・マドリーと契約し、1995年にはバルセロナへ「禁断の移籍」をしたことでも有名。現在はボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表監督を務めている。