ビスマルク(ブラジル/1989年大会)

世界的にはそれほどではないかもしれないが、日本では間違いなくトップクラスの知名度を誇る存在になったスーパースターだ。

「お祈りポーズ」のゴールパフォーマンスで有名だったビスマルクは1989年大会での最優秀選手。ブラジル代表は旧宗主国ポルトガルに屈して3位に終わったが、彼はソニー・アンデルソンやマルセロ・エンヒキとともに3ゴールを決めて輝きを見せた。

その直後のコパ・アメリカ、次年度のワールドカップではA代表にも入ったが、彼が1993年に選んだのは創設間もないJリーグへの移籍だった。ヴェルディ川崎、鹿島アントラーズで長く活躍を見せ、一度帰国したが2003年にヴィッセル神戸で現役を引退している。現在は代理人事務所を経営。

なお、ワールドユースMVP経験者のJリーガーはもうひとりおり、1998-99年に京都パープルサンガ(当時)に所属したシーラスが1995年の受賞者だ。