――何故、パリ・サンジェルマンというサッカーチームを選んだのでしょうか?

パリ・サンジェルマンというチームは非常にファッションへの感度が高いんですね。

我々は仕事柄、パリのファッションウィーク(通称:パリコレ)などに出向くことが多いのですが、コレットというセレクトショップでパリ・サンジェルマンのユニフォームをローンチするなど情報が目に入ってくるんです。

聞くと、パリ側はデザイナーとコラボしたりしてファッションを意識している。

人気のあるジョーダンブランドとコラボしたりもしています。

――すでにユニフォームサプライヤーとしてNIKEさんがいます。バッティングなどはしないのでしょうか?

NIKEさんが手がけるのはスポーツウェアが中心です。我々はEDIFICEで培ったものをベースにプロダクトしていきます。例えば、ジャケット、トラウザーなどですね。

デザインを少し手の込んだものをアイテムとして展開していく予定ですが、一方でトレンドのスポーツMIXも大事にしています。フレンチスタイル、ストリートスタイルを意識して、少しスポーティな素材やハイテク素材を使ったりしています。

また、フランスのクラブチームだけあり、ファッションやアートを大切にしています。

そうした経緯から、アーティストなどとの取り組みを大切にしている。5月1日には日本人のスケーター兼アーティストの山木真氏とコラボした達磨や切手モチーフのアイテムが発売になります。新元号である令和から“REIWA JAPONISM”をテーマとしています。