唐突な質問となるが、※内田(山崎)昂輔というプロサッカープレーヤーのことをご存じだろうか。

彼のプロキャリアは立命館大学卒業の大分トリニータでスタートしたが、2シーズンで契約満了となり、(当時JFL)FC琉球を経て、モンテネグロのFKグルバリで海外挑戦。以降も様々な国を渡り歩き、現在はミャンマーリーグのヤンゴン・ユナイテッドでプレーしている。

今季はACLプレーオフに挑んだが、タイのチェンライ・ユナイテッドに二回戦で負けて敗退。

「サンフレッチェ広島と本選出場を掛けて戦う」という舞台は訪れなかったが、既に本人は次なる目標を据えて戦っている。

これまでの彼の道のりは決して順風満帆なものではなかったかもしれない。

しかし、常に自分の夢標と真摯に向き合い、そして確実に歩を進める彼の生き様から何かを感じ取って頂けると幸いだ。

インタビュー・文:カレン

写真提供:内田昂輔

※なお、現役中に登録姓名を内田から山崎に変更しているが、今回のインタビュー内での表記は内田としている。

前回までのインタビューはこちらから

vol.1

vol.2

vol.3


カレン(以下、太字――)「自分の代理人もする選手」としての活動も行ったラオス時代ですが、そこからはまた別の国に行きました。その理由は「他の国でプレーしてみたい」という思いがあったからでしょうか?

内田昂輔(以下、省略)そうですね。

在籍したところは、ラオスの中ではすごくお金をかけていて、環境面もしっかりしているクラブだったので不満はなかったんですが「他の国でやってみたい」という思いが強かったので、クラブにちゃんと話をして、次のチームを探すことにしました。

━━また同じ手法でチーム探しを?

その時にはFacebook上で色々なエージェントと繋がっていたので、直接クラブに当たるというよりは、エージェントにコンタクトを取ることが多かったです。

けっこうエージェントが「あるクラブがこのポジションの選手を探している」と情報配信をしているんです。