槙野 智章

ハリルホジッチ氏の電撃解任によりワールドカップ直前で控えに降格した彼にとって、今回は名誉挽回となるはずの大会であった。

しかしながら初戦こそ先発起用されたものの、2戦目からは11歳も年下の冨安にポジションを奪われることに。控え組が投入されたウズベキスタン戦は彼と三浦弦太の拙い連携から先制ゴールを許し、その後、出番はなかった。

フェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)が「素晴らしい選手」と語ったように実力は確かだ。何より、例え試合に出られなくてもその底抜けの明るさでチームを盛り上げられる稀有な存在でもある。

だがセンターバックには若い選手が台頭しており、昌子もフランスで活躍し始めている。その役割だけをもって31歳になった彼がおよそ4枠しかないポジションに選ばれ続ける保証はないだろう。

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