対キルギス (攻撃)

終始5-4-1でディフェンスしていたキルギス。

日本はボランチの守田(三竿)がセンターバック間に降りてきてビルドアップを開始。最終ラインで安全にボールを持てることが最大の強みとなった。 

また、キルギスの2列目は中央によりがちで、大外の室屋と山中はウィングバックが担当することが多く、おびき出されて空いたスペースを使われることも何度かあった。押し込んだ時には伊東と原口がセンターバックとウィングバックの間に位置し、2人まとめてピン留めし、室屋と山中をフリーにさせていた。

さらにはサイドでボールを動かしている隙に守田が中盤に上がり、6対4の数的優位を作り出すこともしばしば。なお、最終ラインでは槙野と三浦が残りカウンターのリスクを軽減する。

それに加えて、キルギスは2列目の意識が前寄りになっており、北川や原口がDF-MF間に一度ってどフリーでボールを受けられていた。

相手チームの欠陥も何か所はあったが、5-4-1に対して有効な攻めを披露していた日本代表であった。

ちなみに筆者は、最終ラインで余裕でボールを持てるので槙野や三浦はもう少し持ち上がって中盤に厚みを持たせても面白かったのでは、と感じた。