RW:ラヒーム・スターリング(イングランド/マンチェスター・シティ)
今大会を通じて素晴らしかったスターリングだが、最も輝いたのはスペインを粉砕したセビージャでの夜だろう。
素晴らしい2ゴールを決めてホームチームに引導を渡し、口うるさい批評家たちを黙らせた。
彼はずっと期待されてきたような選手へと急速になりつつある。それはイングランドにとってはいいことであり、他の人々にとっては悪いことだ。
LW:マーカス・ラッシュフォード(イングランド/マンチェスター・ユナイテッド)
ジョゼ・モウリーニョを信じてはいけない。ブリントのケース同様、ラッシュフォードは(代表で)輝くプレーを見せているのだ。
ユナイテッドと同じポジションで起用されているが、呪縛から解き放たれた彼は代表攻撃陣のなかでしっかりとした地位を与えられている(守備の負担も少ない)。
イングランドはスペインから計4点を奪ったが、そのうちの3点はラッシュフォードが決めたものだ。ビッグステージで巨大な存在感を見せている。
CF:ハリス・セフェロヴィッチ(スイス/ベンフィカ)
ハリー・ケインやアンドレ・シウヴァ、メンフィス・デパイらは全員今大会で素晴らしかった。だが、彼らでさえこの男には及ばない。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ人の両親のもとに生まれたセフェロヴィッチ。彼がこれまで得点を量産したことはないが、ルツェルンでのベルギー戦では違った。
ハットトリック、しかもパーフェクトハットトリックをやってのけたのだ。そして、チームを0-2から5-2への大逆転勝利へと導いた。
彼のハットトリックは我々に衝撃をもたらし、なぜネーションズリーグが最高になりえるのかを見せつけた。このハットトリックでセフェロヴィッチはスイスのサッカー史にその名を刻んだ。