(ナントはもっと守備的なチームになるのか?)
「それは私について書かれたバカバカしいものの一つだ。選手に『攻撃しろ』というのは簡単だが、それができるチームを持っていなければどうか。
アフリカのチームがワールドカップで最も大きな歴史を作ったことを覚えている。私が鍛えたアルジェリアだ。あの国のコーチは哲学を作る。『ボールを持って攻撃する』と言う。
もし、私がリール(1998~2002年)でそのようなサッカーをしたら、チャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドと戦うことはなかっただろう。
私はチームが持つクオリティでプレーするのだ。私はそのような罠にハマることはできない。
バルセロナやバイエルン、マンチェスター・シティ、PSGのようなチームを任されれば、グアルディオラのようなことも語ろうさ。
しかし効率の面では、私は決して馬鹿げたことはしない。常に、私のチームは非常に効率的だった。ボールを持てば誰もがプレーする。ボールを持っていなければ誰もが守ると!
我々は戦術的にもフィジカル的にもチームとしてプレーするだろう。
結果が出ないことは最悪だ。世界のすべてのコーチが、時にバルサのように、時に時にナントのようにプレーしたいものだ。しかしそうはならないよ。グアルディオラもシティでの初年度は失敗した」
(ナントの問題は何?)
「いろいろある。詳しくは言えない。
昨日は午後3時に練習が始まって、選手たちはその3~5分前に到着した。なぜもっと早く来ないのかと聞いたよ。
世界のチームのどこでも、せめて15~20分前に来るものだ。しかしここにはない。私が変えたいものはたくさんある」
ナント就任のハリルホジッチが指摘「ボールを持って攻撃したい」はおかしい!
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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