4月27日(水)、先日日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が日本記者クラブで会見を行った。

今回は、この会見における全文の文字起こしをお届けする。

ヴァイッド・ハリルホジッチ(元日本代表監督)

「お集まりの皆様、こんにちは。

このように今日はお越しいただきましてどうもありがとうございます。4月7日以来、初めて私の口からお話しさせていただく機会となりました。

ここ日本で3年間仕事をしてきたので、この地でお話しさせていただきたいと思ったわけです。この日本という素晴らしい国を私自身初めて体験してきました。

そして、私どもが家族とともに大好きな日本ですけど、そこには伝統、歴史、文化、様々な習慣があり、それに加えていろいろな仕事のやり方があり、それを大いに評価しているわけです。

そして、いろんなものを敬いながらやるという日本という国。

私自身はこの日本という素晴らしい国に観光客として物見遊山で来たのではなく、もしかしたら私の手でこの日本に何かをもたらせるのではないかと思い来ました。

この素晴らしい日本という国をこんな形で去るとは考えたこともなかったです。私自身が今まで考えつく限りの最悪の悪夢の中においても、こんなことを考えたことは一度としてなかったわけです」